五十肩てどんな肩?

2017年11月22日(水)

いつもと肩の調子が違う、肩に違和感がでたから五十肩だったりして?と耳にすることがあります(・。・;
どういった症状が五十肩といわれるものなのか。実は肩こりとは別物です。

肩こりは一般的に姿勢やストレスの影響で、肩の筋肉が緊張することをいいますが、五十肩は肩を動かすと関節に痛みがでたり、肩自体が動かなくなったりすることをいいます。五十肩は肩関節周囲炎と言われ、肩の関節を構成する筋肉、骨、軟骨、靱帯や腱などの組織に炎症が起きることをいいます。

原因は未だはっきりと解明されていません。

しかし運動をあまりしていなかったり、生活習慣が不規則で長年続く毎日の飲酒、寝不足、偏った食事などで血行不良を招いているなどの、身体にとってストレスな生活習慣をしている方に多い傾向があります。

痛みの出方は、急性期と慢性期に分かれていて、急性期は痛みも強く、動かさなくてもズキズキとした痛みを伴います。特に夜間に痛みが発現し、睡眠に支障がでたりすることもあります。急性期はあまり動かさないように心掛け、患部を安静に保つことが必要です。数週間から数か月続くこともあります。
急性期の治療は患部を動かすことはあまりせず、アイシングをしたり、超音波治療などで炎症を抑えていくことを主とします。

慢性期は肩が動かしづらくなったり、可動域に制限が著明に表れたりしてきます。鋭い痛みというよりは鈍い痛みにかわってきます。洋服が着用しにくくなったりと日常の動作に支障がでてきます。慢性期の治療は筋肉や関節にマッサージを施したり、可動を加えていきます。痛いから動かさないは、かえって肩の可動が悪くなり遅延の要因となります。

自然に治ることもありますが、放置すると日常生活が不自由になるばかりでなく、関節が癒着して動かなくなることもあります。

当院でも治療トップ3に入る五十肩。
肩が上がらない、動かすと痛い、違和感を感じるなどの症状がでた場合は早急にご相談下さいね(#^.^#)