肩こりや腰痛が便秘や冷え性につながる本当の原因
どうして肩こりや腰痛が原因で便秘や冷え性が起こるのか?
肩こりや腰痛の症状と合わせて、頭痛や冷え性、便秘や腹痛といった症状が起こることはありませんか?かなりのケースで肩や首の痛みと合わさるように頭痛がある、腰の痛みと合わさるように便秘があるなどの併発症状を訴える方が少なくありません。実際に、これまで多くの患者様を診てきて、筋肉系の症状と内臓系の症状はよく併発しています。これには明確な理由があります。今回はその関係性の秘密について解説していきます。
内側も外側も筋肉でできている
筋肉と聞くと体の外側についている関節を動かす組織をイメージしますが、実は体の内側にある内臓も一部が筋肉でできています。
外側に付いている筋肉は骨格筋と呼ばれ、意識して動かすことが可能で動きの全ては運動神経に制御されています。例えば意識的に姿勢を支えたり体に大きな動きを作り関節を動かすことができます。
全ての内臓ではありませんが一部の内臓には筋肉組織が含まれています。心臓・胃と腸・食道・膀胱・血管・子宮の臓器は平滑筋や心筋と呼ばれる筋肉で出来ています。意識して動かすことが不可能で、動きの全ては自律神経に制御されています。例えば食事をしたら無意識的に胃や腸が働き消化をしてくれます。
これら外側と内側の働きはどちらも筋肉が作用しています。
筋力の低下が内臓に及ぼす悪影響
慢性的な運動不足により運動神経の機能が弱ると全身の筋力(骨格筋)が低下します。内臓も筋肉でできているため慢性的な運動不足になると当然のように内臓機能(平滑筋)も低下します。
運動不足だけに限らず、偏った食事、過度のストレスや睡眠不足などにより自律神経の機能が弱ると、心臓・胃と腸・食道・膀胱・血管・子宮の臓器の機能も弱ります。
血圧に変動が起こる・消化不良や下痢や便秘・頻尿や膀胱炎・血流が悪くなり筋肉のこわばり、頭痛、生理痛や生理不順などの症状は、外側と内側の筋力の低下によって起こることがわかります。
筋肉は使われないと血流が悪くなり栄養と酸素が行き届かなくなります、そうなると筋肉は硬くなる性質があります。平滑筋にも同じことが言えますので、運動不足が原因で血管が硬くなる動脈硬化は当然起こり得るということになります。
筋力低下で姿勢が崩れると臓器の位置も崩れることになります。例えば胃下垂が該当します
健康のカギを握るのは血流のはたらき
内側も外側も血液循環がとても大事です。血液循環は水の流れに似ています。水の流れが止まり停滞すると、水は腐りヘドロがたまります。これは体も同じことがいえます。体内の循環(血流やホルモン)が悪くなると、栄養や酸素の供給が薄くなるため、筋肉や内臓といった組織は弱ります。
体内の循環を良くする=血流を良くする。
血流を良くする働きかけは、ストレッチやウォーキング、筋トレなど運動をする、姿勢を整える、睡眠をしっかりととる、入浴をする、ストレスを溜めない、栄養バランスの良い食事、の管理がとても大事となります。
これらすることで内側(内臓)からも外側(筋肉)からも代謝を引き上げ、血流が良くなることで各組織は活性化されます。特に内臓の平滑筋や心筋は、骨格筋のように意識して動かすことで鍛えることができないため、ウォーキングなど間接的な運動により鍛えていくことが重要です。
運動をすること、姿勢を意識すること、生活習慣を整えることがとても大事なのがよくわかります。
えびす整骨院なら内外両方からのアプローチで本物の健康を手に入れることができます
このように身体の外側と内側はとても密接な関係を持っていることがわかります。
食事を整えることで内側からのアプローチ。
運動や姿勢を整えることで外側からのアプローチ。
根本から症状を解決するには、内外両方からのアプローチがとても大事ということです。ひとつひとつの症状を解決することも大事ですが、症状の根本的な原因となっているものを、ライフスタイルを含めた視点から生活全体で考えていくことも大切です。
えびす整骨院では患者様の生活習慣・生活環境に合わせて最も適した方法で施術計画を立てます。根本から健康になりたいと本気でお考えの方は是非ご相談ください。一緒に健康を目指しましょう。