忙しい日々の生活の中で無理なく健康活動を継続する方法

2025年01月30日(木)

なぜ健康に良いとわかっていることのために時間が取れないのか?

忙しい日々の生活の中で無理なく健康活動を継続する方法-1

日々の仕事や家事、育児に追われ健康に気を使える時間がない、という環境にある方はとても多く居られると思います。しかしそのままいくと心身の健康を害する恐れもあり、さらに健康活動をしようと思う余裕も無くなっていきます。

今ある体の状態は習慣の結果起きています。習慣は必ず後々ツケを払う時が来ます。悪循環にならないためにも日々の生活と健康活動の両立できるスケジュール管理を行う必要があります。

日々の生活が忙しく時間に追われてしまうのは、あなたに問題があるのではなく社会構造の問題です。

仕事・家事・育児といった日々の生活の中にどれだけ健康活動を組み込めるかが大事といえます。 代表的な健康活動とは食事(自炊)、運動、入浴、睡眠、嗜好品管理があります。

時間がない・忙しい・疲れている・などできない理由は探せばいくらでもあります。しかし立ち止まっているだけでは何も始まりません。

どのようにして日常の中に健康活動を組み込んでいけるのか、それは個人個人みな違う環境なのでそれぞれの環境に応じた活動をいろいろと考えないといけません。

無理があると続きません。そしてそれはイベントではなく習慣にすることが大事です。つまり、無理なく継続できる健康活動の内容と時間をどう見つけて実行していくかがカギとなります。

無理なく健康活動を続けるためのポイントは優先順位をつけること

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健康活動がしたいけどなかなか出来ないどうしようもない状況になった時、何を優先して何を省くかが重要になってきます。どれも大事な事はわかっているけど、だからといって全てを完璧にしていくのは難しいですよね。

食事や運動は完璧にできたけど、今日も睡眠時間が短くなってしまったなど、常に完璧にしたいが故にストレスになることは避けたいところです。限られた時間の中で健康活動を取り入れるためのポイントは優先順位をつけることです。

食事(自炊)、運動、入浴、睡眠(休養)など体に良いことはわかっていても日々の生活の時間に追われて、全てを丁寧に実行することが時間的に難しかったり、仕事の出張で自炊が出来ないなど、様々な環境下で何を優先して、何を省けばいいのか?判断が難しいです。

何を最優先にすればいいのか、健康活動といっても外せない優先順位はあります。

健康活動の優先順位は下記の通りです。

1.食事(自炊)と十分な睡眠(休養)
2.運動(ウォーキング・ストレッチ・筋トレ)
3.入浴(湯船に浸かる)、嗜好品管理(タバコ・アルコール・お菓子)

この優先順位を基に、健康活動を取り入れる上で患者様からよくいただく質問と回答をお伝えします。

健康活動のための時間が取れないと、もう悩まないでください

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患者様から良くいただく質問に、栄養管理や健康管理の専門家として具体的な回答を添えてお伝えします。忙しい日々の生活に健康活動を取り入れる際の参考になさってください。

質問1

仕事で帰りが遅くなり健康を気にして自炊をしたり運動をしていたら睡眠時間が足りない。睡眠を削ってでも食事や運動にこだわったほうがいいのか?それとも食事は効率良く外食やコンビニにして睡眠をとったほうがいいのか?運動をあきらめて自炊と睡眠を優先したほうがいいのか?

回答1

食事と睡眠は外せません、なぜならどちらも短期間でも行いをやめると死に直結するからです。それだけに体にとっても重要な働きです。睡眠の質を高めるためには腸内環境も大事になります。なぜなら食べた物から睡眠時に体の回復をしているからです。

栄養素は整っているが添加物や加工された食品が入ったコンビニの食事と、自炊をした栄養バランスを考えた季節物の食材がはいった食事では、体の回復や睡眠にどちらがいいかは明らかです。

食べ過ぎや添加物や加工品などの消化に悪い食べ物は、消化活動にエネルギーをとられるために睡眠の質が低下します。食事は大事だけど食べ過ぎや消化に悪い食べ物はよくないですね。食事内容が悪いと睡眠の質も悪くなり、食事内容が良いと睡眠の質も良くなる。

どちらも外せない最も優先的に大事な活動です。だからといって運動は全くしないという選択はないため、スケジュールを調整しながら運動を生活に組み込んでいくことも大事です。

質問2

仕事の飲み会が続き、自炊も運動も睡眠もどれも丁寧にできない期間が続いている。もしくは丁寧にできない日がある。

回答2

飲み会など外せないお付き合いがあるかと思います。そういう場合は、飲み会だからといって好き放題にするのではなく、食べるものを選ぶ、お酒を控えめにする、睡眠不足にならないように一次会で帰るなど少しでも体に負担がないように行動することも大事です。

質問3

出張先ではホテル住まいになるため自炊ができなくなる。自炊ができない場合の食事の選び方が難しい。どうしてもコンビニや外食になる。また、会社にいると昼食はコンビニや外食が多くなる。

回答3

出張でホテル住まいが数日続くというときは、そもそも自炊ができないので、外食やテイクアウトを選ぶことになります。コンビニや外食でも少しでも内容の良いものを選んで摂ることがお勧めです。ここは優先通りできないため避けて通れないからこそ、日頃は常に丁寧に過ごして、出張のときは仕方がないというふうに「割り切って」過ごすこと。ストレスにならによう気持ちを割り切ること大事です。

質問4

子供が幼児、家族の介護などで一日中つきっきりとなり、食事や睡眠は取れているけど運動をする時間が物理的に全くない。

回答4

子育てや介護など、つきっきりになるケースでは一部を手伝ってもらうなど家族の協力を得ることも大事です。そうはいってられない環境の場合もありますが、家族みんなで健康的な生活習慣を目指せるよう環境を整える努力も大事です。 なかには幼児を抱っこしながらスクワットをしてます、という声もあります。掃除もエクササイズと思って、腕をよく振る、しゃがんだり立ち上がったりと運動をしていると思うように意識的に身体を動かすこともお勧めです。

質問5

猛暑、寒波などでウォーキングが億劫になる。雨が続きウォーキングをしたくてもできない。

回答5

あえて歩く意識をする。ひと駅前で電車やバスを降りて歩く、遠回りして歩いて帰る、エレベーターやエスカレーターを使用せず階段を使う、雨が降っている日は運動用の雨具を揃える、自宅でできるYouTubeなどを参考にして有酸素運動をする、猛暑や寒波の時期は屋内ジムに行く、など日常生活の中に運動を組み込むことをお勧めします。

質問6

全く健康活動のための時間が取れないし、やろうとしてもすぐに忘れてしまう。

回答6

時間がないという方は、スケジュールの見直しやスケジュールの見える化をする。すると意外と時間があることに気づくこともあります。忘れっぽい場合はリマインダーを設定するのもお勧めです。

以上がよく聞くお悩みの代表的な例です。しかしこの記事の例はあくまで参考です。それぞれが異なる環境で生活されているため、ひとりひとりの環境に応じた優先順位を専門家とともにサポートしながら進めていくことがおすすめです。

栄養面・運動面・生活習慣指導の資格を持つ「えびす整骨院」院長にご相談ください

日々の生活と健康活動の両立はとても難しいです。しかしその両立を環境に応じて整えていかないと後々ツケを払う時が来ます。社会構造のせいにしても先には進めません。今丁寧に生きて習慣を作っていくか、このままの生活を続けるか、将来を決めるのはあなた次第です。いまある姿は常に習慣の結果起きているという事を理解して今後の生活の改善点に気づき活動していくことがとても重要です。

当院ではおひとりおひとりの生活環境に応じた健康活動を提案しています。無理なことはしません。なぜなら続かなくなるからです。一番大事なことは、無理なく継続できる健康活動です。時間に追われている方でも必ずどこかに健康活動を組み込める時間があります。

身体は時間をかけて徐々に習慣の影響が不調という形で現れてきます。そうした背景から、無理をしてでも短期的(期間を定めて)に全てを完璧に活動するよりも、長期的に無理なく環境に応じたストレスのかからないベストな活動を目指した方が、長い目で見ると結果が伴っていきます。日々の生活と健康活動のバランスをどのようにすればいいのかお悩みの方はお気軽にご相談ください。