痛みの背後にあるもの~根本原因へのアプローチで変わる生活
■痛みはなぜ起きるのか?
痛みは避けたいものです。なぜなら「痛い」と感じるとき、同時に「嫌だなぁ」という感情が起こるからです。
では痛みとは不要な感覚なのでしょうか?
実はそうではありません。
痛みは身体のどこかに問題があることを知らせてくれているのです。痛みという信号をそのまま放置してしまうと、より深刻な状態を引き起こしてしまいます。
つまり、痛みは問題が起きていることを教えてくれる、とても重要な反応なのです。
■問題なのは「痛み」ではなく、痛みが生まれる「原因」
前述の通り、痛みは問題があることを知らせてくれる大事な信号です。
「痛み」それ自体が問題なのではなく、痛みが生まれる原因が問題なのです。
痛みの根本原因は日常生活の中にあり、その人の生活様式と深い関りを持っています。
人間は良くも悪くも習慣で生きています。
日常的に姿勢が悪い状態や慢性的な運動不足により筋肉の柔軟性に問題が起きている、その他にも栄養状態や睡眠環境、ストレス環境など原因はひとつだけでなく様々な要素が絡み合って起こっています。
身体の痛みの根本原因にアプローチするには、関節可動域・筋力・柔軟性・姿勢・体重を整える必要があります。
正常な可動域の状態や理想的な姿勢バランスを数値化して把握・調整することで根本原因の改善が可能になります。
■痛みを取る治療と、痛まない身体を作る治療は全くの別物
先ほどお伝えした通り、「痛み」と「原因」は別物です。
すなわち「痛み」を取る治療と「原因」を取る治療は異なります。
痛みを取る治療は「対症療法」と呼ばれ、どこに局所の問題があるか精密検査・治療を施します。整骨院では患部の固定やコルセット、物理療法・電気療法、病院ではレントゲンなど画像検査、痛み止めやブロック注射など、痛んでいる患部や局所に集中した処置を施します。
一方で、原因を取る治療は「根本療法」と呼ばれ、どこに痛みの根本的な問題があるか原因を突き止め、治療や生活指導を施します。
原因を取る根本療法は、筋肉・骨格・神経の治療と生活習慣の改善がとても大事になります。
■痛みを取るだけでなく、痛まない身体を作ることが最重要
痛みは辛いものです。
それだけに、痛みを早く取り去ってしまいたいという思いが強くなります。
痛みを取る治療も大切ですが、根本原因を改善しない限り、痛みは何度でもぶり返します。
当院では、今ある痛みを取り除く治療だけでなく、痛みの再発を防ぐための根本治療にも力を入れています。
長年続く慢性的な痛みにお悩みの方はお気軽にご相談ください。