姿勢が悪い人に潜む4つのリスク

2024年07月24日(水)

「姿勢をよくしなさい」と言われるのはうんざり。でも見た目だけの問題ではないんです

姿勢が悪い人に潜む4つのリスク-1

子供のころよく「姿勢をよくしないさい」「背筋を伸ばしなさい」と親に言われた経験があるかと思います。大人になって今でも仕事でパソコンをしていたら気が付かないうちに背中が丸くなっていたり、猫背の姿勢でスマホを長時間触っていたり、それでも丸くなってしまった姿勢を良くしようと思って背筋を伸ばしてみても5分と持たずまた姿勢が悪くなることはありませんか?

しかしなぜ、そこまでして姿勢をよくしなければならないのか?ただ見た目だけの問題なのでしょうか?もちろん見た目の問題もありますが、実はそれ以上に身体そのものの機能に問題が起こります。実は、姿勢を良くすることが出来れば様々な症状の根本的な解決が見えてきます。

今回はなぜ姿勢を整えることが大事なのか解説します。

姿勢が悪い人に潜む4つのリスク

姿勢が悪い人に潜む4つのリスク-2

姿勢が崩れるとどういった問題が起こるのか?具体的には下記の4つの危険性があります。

(1)不調につながりやすい体になる
(2)集中力が低下する
(3)精神的に不安定になる
(4)痩せにくく太りやすい体質になる


専門的に分類すると、(1)は運動神経系の問題で、(2)(3)(4)は自律神経系の問題になります。それぞれの症状がどういったものか詳しくみてみましょう。

(1)不調につながりやすい体になる

体の動き、関節の連動性と安定性が悪くなる

人間の体は各関節が繋がり連動して動いています。軸となっているのは背骨と骨盤です。その軸となる背骨と骨盤が安定しないと、バランスを崩し姿勢に歪みが起こります。姿勢に歪みが起こることにより安定性を失い転倒しやすくなったり、関節がスムーズに動かず腕や脚が上がりにくくなったり身体の動きそのものに影響を起こします。

偏る筋肉や関節への負荷

姿勢を維持して保っているのは筋肉の働きです。慢性的な運動不足など姿勢を支えている筋力が弱ると姿勢が崩れていきます。姿勢が崩れている状態ではバランスが悪いため筋肉や関節に偏る負担が増してきます。崩れてしまったバランスを保とうと筋肉や関節に無理が起きています。

上記のような状態が続くことで、慢性的な痛みにつながっていきます。

(2)集中力が低下する

背中が丸くなっている姿勢では、呼吸に必要な横隔膜や肋骨が機能しにくく、肩は内巻になり肺を圧迫しています。そのため呼吸が浅くなり、自律神経機能にも影響を及ぼしていきます。呼吸が浅い状態では体は緊張状態になるため、血流も悪くなりさらに筋肉は緊張し、脳には栄養と酸素が届かなくなるため集中力の低下に繋がります。

(3)精神的に不安定になる

自律神経のバランスが崩れると、脳内伝達物質(セロトニンやドーパミンなど)の活動も抑制するため、精神的な不安に繋がります。

(4)痩せにくく太りやすい体質になる

骨盤や内臓の位置までズレてしまうため、内臓の働きを妨げてしまうようになり消化不良や代謝が悪くなり痩せにくく太りやすい体質にもなります。

ストレートネックや猫背が引き起こす悪影響

姿勢が悪い人に潜む4つのリスク-3

姿勢の崩れから起こる現代病の代表的なものがストレートネックと猫背です。ストレートネックになると、軸の背骨と骨盤に歪みが起きている状態です。肩が巻き肩になり、頭部が前方にいってしまっています。頭と重心の関係性は重要で、頭が前方にいくことで頭の重みが首や肩、腰などの筋肉に負荷が慢性的にかかってきます。

こういったメカニズムで姿勢の歪みが肩こりや腰痛につながっていきます。加えて、巻き肩の影響で肺がつぶされ、背中が丸くなることで内臓がつぶされ、総合的な問題で精神的にも沈んでいきます。

姿勢の歪みから抜け出す方法

姿勢の歪みが起こると様々な不調の原因となります。姿勢自体は勝手に歪んでいくことはありません。生活環境に何かしら問題があるからこそ姿勢が歪みます。例えばデスクワークで1日中パソコン仕事をしている環境などで、長時間あまり身体を動かさなかったりすると筋力の低下に伴い姿勢が歪んできます。

姿勢を整えることが根本原因の解消に繋がります。しかし、その整った姿勢を維持することが出来なければ根本からの解決は見込めません。スマホを見るという1つの動作でさえも気を付けなければいけないのです。

施術により姿勢を整え、整った姿勢を維持するセルフケアを行い、生活環境の場では常にご自身で意識的に姿勢と向き合うことで解決が見えてきます。しかし、自分一人で改善していくのは非常に難しいです。

えびす整骨院では、これまでに姿勢の歪みからの脱却をサポートしてきた豊富な実績があります。本気になれば姿勢は改善できます。諦めてしまうのではなく、まずは当院へご相談ください。